試合関連

明日があるさ

ライトアマチュアとは言ってもその戦い方は難しく、タフなスパーリングばかりでは決して勝てない難しい内容となっていて、成長には欠かせない大事な部分を持っています。

 

 

今回ウチからのエントリーは3人。

 

帝一・伶星・駿

 

それぞれが試合当日まで学んできたものが出てしまうので、試合がスタートしたらもう隠せません。

 

トーナメント表はそれぞれコチラ

充実したトーナメントの小学生高学年の部にエントリーの帝一は一回戦からライバルとの対戦。

伶星は同じ中学生には負けたくないところ。

駿はエントリーが3人だったために総当りの対戦。

 

 

 

それでは最近お気に入りの格闘サイトっぽいレビューでお送りいたします。

 

 本宮帝一 編

 

5月29日に行われた『アマチュアシュートボクシング関東大会』への出場は運動会と重なってしまいエントリーはならなかった本宮だが、念願の2011年の第一戦とあって普段の練習からメニューを見直して対策もバッチの様子。

集合時にはテンションも低かったものの、大会当日の計量の際にはしっかり状態も戻っておりキャリアで自分をコントロールできるようにもなっているのは見事なところ。

ウォーミングアップも同門の井戸坂とのミットで怠らず、最後まで気を抜かない集中力を見せる。

そして今期は初の試合がスタートした本宮だが、細かくステップして練習通りに動けている様子ではあるが若干攻撃が単調で相手の「合わせる」攻撃をもらいやすくなる。

このライトアマチュアといった競技でポイントを奪われるのは大きなマイナスであり、連続でポイントを奪われた本宮にはその時点でダウンか投げによるシュートポイントで挽回するしかない状況になっていく。

その結果、リズムが崩れたところを狙われて痛恨の一回戦負けとなった本宮。

体格などを言い訳にせず頑張ってきた本人だけに次回からの戦いには期待できるが、その体格差というのはこれからも課題となって付きまとうもの。

今後の練習にはいかに試合をイメージしながら動けるかといったところがポイントとなってくるであろう。

 

 

 松井伶星 編

 

「いったいどうなんだ?」といった疑問もついに来たこの日によって明かされるボクシングワ-クスの新星である松井のアマチュアデビュー戦。

直前まで難航した対戦相手の問題もクリアでき、初の試合は同じ中学生とのワンマッチという事で決定。

その鋭い目とパワーが魅力の松井だが、キャリアの短さはハンデとなるが所属ジム内でもトップクラスの自信家でもあるだけに計量時から余裕の雰囲気。

そして今後を占ううえで大事な一歩となる試合へのカウントダウンが始まる。

緊張感で潰されそうになる初のアマチュア試合とあってこれまで教育係としてトレーニングを一緒にしてきた同ジムの山元がチーフセコンドとして入り、脇を安住と井戸坂が固める体制で挑む構成。

いよいよ松井のファイターとしてのスタートである。

これまでの練習で言われ続けた事。

ガード・大振りパンチ・ライトアマチュアのルールについてなどと様々であったが、いざ試合が始まってしまうと檻から放たれた獣のように対戦相手のもとへ。

技を出すまでの脱力がなかったためか、常に近場での戦いとなって逆にポイント奪われやすい展開に自分から持ち込んでしまった松井だが、時折見せる技にはセンスを感じさせる。

結果的に同じ中学生に負けてしまったわけだが、その眼は全く死んでおらずにこれからの飛躍を期待できる。

しかしその飛躍も、今回の結果を自身がどのように消化して意識していけるかが問題で、自分が強くなりたいといった気持ちをもっと前に出して練習に励んでほしい。

 

 

 井戸坂駿 編

 

引き分け – 負け とこれまでの試合でよい結果を残せていない井戸坂にとってはボクシングワークスでの第3戦目となる今大会。

とにかく勝利が先決ではあるが、やはり練習してきたという「刻む攻撃」を出して体格に負けずに重量級に挑む結果を出したいところ。

ところが言葉で言うほど簡単にできるものでもなく、必死に練習してきた井戸坂は新しい蹴り方に筋肉痛になったり、そのステップに足の裏の皮が大きく剝けたりと険しい道のりであったようだ。

もちろんぶっつけ本番でその技術が試せるものでもなく、セコンドの安住とのアップでも緊張による硬さなどが目立ち不安さを見せる。

ここまで頑張ってきた分をそろそろ勝利として形にしておきたい井戸坂の3人の総当り戦第一試合。

動きの少ない相手に対して中へ入れるものの、刻むといったところまではいかずにポイントは奪うものの若干回転力に欠けるインファイトとなる。

練習時に見せる回転力にはとても魅力のある井戸坂だが、そこはやはり大会本番といった要素もあってか少しズレがあるようだ。

しかし「攻めなければ勝てない」といったアグレッシブさを最後まで突き通し、2011年初の白星をジムにもたらす貢献をする。

この勝利は本人にとっても大きな自信となって今後に活きてくるであろう。

その今後とはまたいつなのかも問題であるのがこういった大会であり、当日に何かのきっかけで化ける者もいればそうでない者もいる。

もう1試合を見て判断した限りでは今回は化けきれなかった井戸坂であるが、この経験が大きなキッカケになるのは間違いなく、いよいよ自分のスタイルを見つけられたかもしれない。

現在のBOXING-WORKS 水龍會は一般部に軸となる選手がおらずに中心が定まらない状況。

インファイトを得意とする山元、刻んで戦う井戸坂、そしてガムシャラにその2人を追う松井などと4年目に向けて軸が定まれば全体の底上げにも繋がるので、ぜひとも強い意志を持って練習に励んでほしいものである。

 

 

 

 

 

…。

といった感じでもう疲れました

 

慣れない文章もブログといった形で続けてだいぶ経ちますが、やはり水泳と一緒でできないものはできん!

 

ま、内容が内容だけに続けていけます。

 

 

 

今回はグローブをして戦いはしなかったものの、シルヴァンもわざわざ応援に来てくれて一緒に戦ってくれました。

こういった応援は非常に力になるのでとてもありがたいです

 

 

 

最後に記念撮影をまとめて。

 

なぜか負けたのに対戦相手よりも自信マンマンな伶星と3者共に1勝1敗で体重判定で順位が決まった駿。

 

 

ラストは恒例のコチラ

やはりコチラでもメンチを切っている伶星でした(笑)

 

 

どうでしょう?

こういった部分では雰囲気バッチリで、これからのジムも安心ですね。

 

 

技術やハートも備えた選手にみんながなってほしいと思います。

 

いよいよシーズンIN

これからアマチュア大会が怒涛のラッシュで開催される時期となりますが、そのトップバッターとしてボクシングワークスからは井戸坂駿がエントリー!

大会のお話をいただいてから当日までの期間は短かったのですが、当人である駿はジムに毎日顔を出してしっかりとトレーニングに励んでおりました

体重のリミットとも戦い、近いタイミングで試合を行う力哉とも交流を深めながら熱いスパーリングをこなし、当日である4月24日を迎えることに。

普段から練習の場でパートナーを組ませていたので、リングチェックからウォーミングアップのミット打ちまでも良いコンビネーションでGood

日本拳法を過去に経験していながらも、もっとバックボーンにあるものはプロレスファンである駿。

自分もプロレスに中学時代の全てを捧げてきたので、同じそっち側の人間としてしっかり応援したいところ。

そしてそのプロレスファンとしては羨ましい特典が今大会にはあり、それは入場の際の演出としてライティングと入場曲も

プロレスでも使用される会場であるディファ有明のバックヤードで待機する駿の表情も少しずつ精悍に変わっていきます。

そしてコールされ、いざ最高にテンションの上がる「自分だけの時間」を今は亡きプロレスラーである橋本真也選手のテーマ曲『爆勝宣言』で赤コーナーから花道を堂々と入場。

結果としては三者三様のジャッジにより、1 – 1の引き分けに…。

練習した事を本番でしっかりと出すだけのシンプルな事がいかに難しいか駿自身が知るいいきっかけとなったと思います。

対戦相手でありますバンゲリングベイ恵比寿の明石祐史選手にはとても大事な経験をさせていただきました。

まだ今回がキックボクシングの試合での初戦となる駿ですが、これからに活かすためにたくさん考える課題ができました。

大事な事は現場で知るもんなんですね

肩の荷が下りた2人は後半のプロの部であるREBELSを観戦してお勉強。

その中でも一番興奮するのは憧れのプロ選手との記念写真 (((o(^。^”)o)))

◆ 日菜汰 選手(初代R.I.S.E. 70kg級王者)

◆ 山本真弘 選手(元全日本フェザー級王者、Krushライト級グランプリ2009優勝、Kick Returnトーナメント優勝、IKUSA -U60GP優勝)

と2人の大物であり、人気選手との撮影に興奮していた駿と力哉。

特に山本真弘選手が好きな力哉は喜んでいました

もう一人好きな選手がいたけど、今回は照れて自粛していた力哉でもありました(笑)

大会のメインイベントが終わった後には、アマもプロも出場選手全員がリングに集まっての記念撮影も

選手権

ずいぶんと大袈裟なタイトルですが、今回の選手権はキッズクラスの『ミット持ち選手権』になります。

自分の構えたミットに打ち込むのが当たり前になっているジム内ですが、ある程度の経験をしてきたらぜひとも本人が受けることでディフェンスの練習にも役立ててほしいと思っていました。

そしてせっかくだからみんなで経験だ (;^0^)/

 平子清龍 トレーナー

パンチを打つ度胸だけはレベルのかなり高い清龍は後ろに下がる癖をなくすためにも、その場で受けるミット持ちの技術はとても大事

相手の動きをしっかりと見て、そのパンチに対してしっかりと迎えにいくのも大事な練習。

ここからのステップアップを期待します。

 平子清虎 トレーナー

スパーでは完成度の高い動きをしますが、やはり「攻め」と「受け」が極端になってしまうトラ。

もちろん基本に忠実ですばらしいスタイルなのですが、そこの中間を求めていくことで「繋ぎ」ができていくワケです

どちらかに偏らない「攻めの中の守り」や「守りからすぐに転じる攻め」などをプログラミングして、次のステージへいってほしいものです。

 山森龍汰郎 トレーナー

このメンバーの中に入るとキャリア不足が影響してしまう龍汰郎ですが、一番大事なのはしっかりと付いていく気持ちと追いつこうといった気持ち

やはり未だにパンチが怖いのか、ミットを受ける際にも逃げ腰になりディフェンスとしてはまだ…。

ただ、いつもキッズの選手達と一緒に頑張っているのは偉いこと。

今回の選手権の結果はもちろんリズムの安定しているトラですが、清龍も得意なパンチでは負けないのでこれからが楽しみ。

特におもしろく思ったのは、トラや清龍のミットを持つリズムが自分と全く同じ事!

やっぱりこれもDNAと考えれば嬉しい事ですよね。

そのリズムの中から個々でオリジナルを見つけていく子供達の想像力は素晴らしいもの

こういったキッズが楽しめる練習も絡めながら、全体のレベルアップを計画しております。